遺体を自宅に5カ月間放置容疑、男逮捕 「母の年金なくなると思い」

AI要約

東京都立川市で女性の遺体が自宅に放置されていた事件で、派遣社員の男性が逮捕された。遺体は男性の母親とみられており、男性は容疑を認めている。

遺体は近隣住民の通報によって発見され、布団で覆われていた。男性は母親の年金で生活しており、年金受給が途絶えることを恐れたと述べている。

遺体を自宅に5カ月間放置容疑、男逮捕 「母の年金なくなると思い」

 女性の遺体を自宅に放置したとして、警視庁は23日、東京都立川市富士見町7丁目、派遣社員の久保忠司容疑者(48)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。「母の遺体を家に放置した」と容疑を認めているという。母親と連絡が取れておらず、立川署は遺体は母親とみている。

 署によると、逮捕容疑は昨年12月下旬から今月22日、自宅の一室で女性の遺体を放置したというもの。近隣住民から「異臭がする」との通報を受け、署員が22日午後に男の自宅を訪れて遺体を見つけた。遺体には布団がかけられていたという。

 男は「2人暮らしの母の年金で家賃を払っており、年金がなくなれば生活が苦しくなると思った」と供述しているという。(吉村駿)