田植えの風景変わるか ドローンで種をまく実証実験

AI要約

愛知県豊川市でJAが直播栽培にドローンを活用した実証実験を行った。

直播栽培は作業量を減らせるため、年々増加している。

ドローン1機が通常1時間以上かかる作業を20分で終え、農家の負担軽減につながる可能性がある。

 愛知県豊川市で21日、地元JAが水田に直接種をまいて稲を育てる直播(ちょくはん)栽培にドローンを活用する実証実験を行った。直播栽培は、苗を植える田植えよりも作業量を大幅に減らすことができるため、栽培面積は年々増加しているという。約20アールの水田に田植え機を使うと通常1時間以上かかるが、この日、ドローン1機は20分ほどで作業を終えた。鳥の食害などを防ぐため、種は地面から1・5センチほどに打ち込まれた。JAひまわり営農部農産課の田口光宏課長は「農家の高齢化が進む中で、負担減は重要。収穫量が確保できれば、大きな力になる」と期待を寄せた。