駐日中国大使「日本の民衆は火の中に」発言に紀藤弁護士「抗議しておかないと繰り返すのでは」

AI要約

弁護士の紀藤正樹氏が、駐日中国大使の台湾総統就任式への批判に対し、脅迫的な発言をすることの信用性に疑問を呈し抗議を呼びかける。

20日に発表された呉江浩駐日中国大使の発言では、民進党を台湾独立組織と見なし、日本の支持が日本国民に危険を及ぼす可能性があるとして物議を醸している。

日中外交の緊張を示唆する内容であり、中国政府の対応が今後注目される。

駐日中国大使「日本の民衆は火の中に」発言に紀藤弁護士「抗議しておかないと繰り返すのでは」

 弁護士の紀藤正樹氏が21日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。駐日中国大使が「中国の分裂を企てれば、日本の民衆は火の中に」などと発言したことに対し、私見をつづった。

 「こういう脅迫的例え話をする人は信用できない。同じことは穏当にも話せる。抗議しておかないと繰り返すのでは」とした。

 20日に呉江浩駐日中国大使は、台湾の総統就任式に日本の国会議員約30人が出席したことを「公然と台湾独立勢力に加担するもの」と非難した。在日中国大使館で開いた座談会で述べた。同日、一部メディアが報じていた。

 これによると、呉氏は、頼清徳氏が率いる民進党について「完全な台湾独立組織」ととらえている。台湾の新政権についても「平和統一の可能性が縮小する」と批判していた。日本が台湾の独立に加担すれば、「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と、物騒な発言をしていた。