「スーパークレイジー君」公判、最終陳述で「ずっと忘れず償っていく」…被害女性は苦しみ訴え

AI要約

前宮崎市議である西本誠被告が不同意性交致傷罪で裁判にかけられた。被告は最終陳述で反省の弁を述べ、被害女性も苦しみを証言した。

被害女性は示談金を拒否し、お金の力で責任から逃れることを嫌がった。公判では懲役7年を求刑する検察と執行猶予付き判決を求める弁護側との意見対立があった。

判決は24日に出る予定である。

 「スーパークレイジー君」の名で知られ、女性に暴行してけがを負わせたとして不同意性交致傷罪に問われた前宮崎市議、西本誠被告(37)は21日、宮崎地裁であった自身の裁判員裁判の公判で、最終陳述し、「ずっと忘れず償っていくことが必要だと思います。してしまったことを一生忘れずに家族と生活し、人前での行動を避け、再犯しないようにしていきます」と語った。

 この日は被害女性の意見陳述もあり、女性は事件後も苦しみが続いていると説明。被告側が示談金を準備していることについて、「一切いらないと伝えてきた。お金の力で責任から逃れているように感じ、同じ被害を受ける人がでてくるのではないか」と語った。

 公判はこの日、検察側が懲役7年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は24日。