国境越える犯罪で協力を推進 日韓警察庁トップが会談

AI要約

露木康浩長官と尹熙根長官の会談が行われ、国境を越える犯罪の対策について協力を確認

両長官はサイバー犯罪や詐欺などの課題を指摘し、協力関係の強化を話し合った

会談ではAIを犯罪に悪用する対策や捜査の協力についても議論された

 警察庁の露木康浩長官は21日、同庁で韓国警察庁の尹熙根長官と会談した。組織的詐欺など、国境を越える犯罪の対策でさらに協力を進めていくことを確認した。日韓警察トップの会談は2010年3月にソウルで実施されて以来。

 両長官は冒頭で握手。露木長官は「サイバー犯罪情勢や、国境を越える詐欺といった両国の共通の課題が山積している状況」と指摘した。

 尹長官は「多様な関係で互いの協力関係を強化していくべきだと思っている」と応じた。

 会談では、生成人工知能(AI)など先端技術を犯罪に悪用することへの対策やAIを活用した捜査の協力についても話し合った。