カド番しのいだ豊島将之九段「5局目につながったのはよかった」 名人戦第4局/将棋

AI要約

将棋の藤井聡太名人(21)=8冠=が第82期名人戦七番勝負第4局で豊島将之九段(34)に敗れ、対戦成績が3勝1敗となった。

豊島九段は5期ぶりの名人奪取への望みをつなぐ勝利を収めた。次局は北海道で行われる。

藤井名人は次局に向けて体調とコンディションを整え、自分のベストを尽くす意向を示した。

カド番しのいだ豊島将之九段「5局目につながったのはよかった」 名人戦第4局/将棋

将棋の藤井聡太名人(21)=8冠=が19日、大分県別府市で指された第82期名人戦七番勝負第4局で先手の豊島将之九段(34)に95手で敗れ、対戦成績3勝1敗とした。

豊島九段はカド番をしのぎ、5期ぶりの名人奪取へ望みをつないだ。序盤は3手目で端歩を突き、藤井名人に横歩を取らせる工夫を見せ、大駒が行き交う乱戦。2日目は夜戦の拮抗状態から抜け出し、「(終盤に)飛車を4筋に2枚並べて自陣が王様を左辺に逃げる展開、その辺がいけるかなと思った」。待望のシリーズ初勝利を挙げ、「内容は精査してみないとわからないが、5局目につながったのはよかった。次がすぐまたあるので体調、コンディションを整えて自分なりに精いっぱいやりたい」と語った。

第5局は26、27日に北海道紋別市で指される。