日本人男児殺害は「偶発事件」と警察 中国・深圳の地元紙報じる 容疑者は2回の拘束歴

AI要約

日本人学校へ登校中に男に刺された小学生の日本人男児が死亡した事件について、地元警察が単独犯による「偶発的な事件」と判断している。容疑者は過去に2回警察に拘束された経歴がある。

容疑者は漢族で、定職に就いていない。過去に公共の通信設備破壊や公共の秩序乱す疑いで警察沙汰になっていた。

容疑者は刃物で子供を傷つけたことを認めているが、日本人を狙った犯行の動機には触れられていない。

日本人男児殺害は「偶発事件」と警察 中国・深圳の地元紙報じる 容疑者は2回の拘束歴

【北京=三塚聖平】中国広東省深圳(しんせん)市の地元紙は20日、深圳で日本人学校へ登校中に男に刺された小学生の日本人男児が死亡した事件について、単独犯による「偶発的な事件」だという判断を地元警察が下していると報じた。容疑者の男(44)が過去2回、警察に拘束されたことがあるとも伝えた。

中国共産党深圳市委員会の機関紙、深圳特区報(電子版)が報じた。報道によると、容疑者の男は漢族で、定職にはついていない。2015年には公共の通信設備を破壊した疑いで警察沙汰になり、19年には公共の秩序を乱した疑いで警察に拘束された。

容疑者の男は刃物で子供を傷つけたことを認めているという。日本人を狙った犯行なのかといった動機には触れていない。