米中で進む「自動運転」、なぜ日本は遅れているのか

AI要約

自動運転技術が進化し、世界各国でロボットタクシーが普及している。米国のWaymoやGM、中国のPony.aiなどが積極的に取り組んでいる。

自動車メーカーとの提携が重要であり、GMはボルトを利用している。さらに、クルーズはロボットタクシーの開発に注力している。

中国でもロボットタクシーの展開が進んでおり、Pony.aiがトヨタの援助を受けながら取り組んでいる。

自動運転の現在地をレポートする。というのは、米国や中国で、「ドライバーがいないタクシー」をよく見るようになったからだ。一般の旅行者もアプリで予約すると、簡単に利用できる。(自動車ジャーナリスト=清水 和夫)

しかも、米サンフランシスコ市内では、ルートは決められておらずエリア内ならどこにでも行ける。グーグル傘下Waymo(ウェイモ)やゼネラルモーターズ(GM)傘下クルーズなどは膨大な資金を投資し、ロボットタクシーを実装し始めた。

興味深いことは、クルーズはGMとホンダが出資するベンチャーであるが、最近はこの関係にも変化が見られる。クルーズオリジンというミニバスの開発を中止し、乗用車をベースにしたロボットタクシーの開発に集中する。

この場合、クルマを提供する自動車メーカーの協力が不可欠だが、クルーズの場合はGMのボルト(5人乗りクロスオーバーSUV)を利用している。

ウェイモはグーグルの自動運転事業を独立させ、他業種との提携を深めながらロボットタクシーの社会実装に取り組む。2019年ごろはジャガーのEV(Fペイス)を使っていた。

中国でも同じようなシーンが見られる。北京や上海ではベンチャーたちがロボットタクシーの開発に余念がない。具体的な例を挙げると「Pony ・ai (ポニーエーアイ)」がトヨタの援助を受けて、ロボットタクシーを走らせている。このベンチャーを立ち上げた人物は米国のシリコンバレーでテクノロジーを学び、中国で起業した。

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(後編)

■事故の責任を求めすぎるな