「朝起きた時から疲れている…」“休む=寝る”ではない!?医学博士が教える“攻め”の休養【ひるおび】

AI要約

休養学を提唱する医学博士が、適切な休養方法について解説しています。

若い世代ほど疲れがたまりやすく、活力不足を感じる傾向があるということが示唆されています。

休養だけではなく、活力を充填することが重要であり、攻めの休養が必要であると述べられています。

「朝起きた時から疲れている…」“休む=寝る”ではない!?医学博士が教える“攻め”の休養【ひるおび】

「ゆっくり休んだのに、疲れがとれない…」

そんな人は、「休み方」が間違っているのかもしれません。

『休養学』を提唱する、医学博士・日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹氏に上手な休養の仕方を教わります。

■“休む”を科学的に分析する『休養学』

『休養学』とは、疲労から正しく身体を回復するための方法。“休む”という行為を科学的に分析したものです。

これによると、「寝る=最適な休養」ではありません。

日本リカバリー協会の調査によると、60代・70代は3割以上が元気なのに対し、20代・30代で元気な人は15%にも満たないという結果に。

若い人の方が疲れているという傾向があるようです。

医学博士・日本リカバリー協会代表理事 片野秀樹氏:

年齢が上がると、育児も終わってなおかつ可処分所得も増えて、自分の自由にできる時間が増えるというところが背景にあります。

一方で若い方は、家事もあって育児もあってさらにはお仕事もあるということでストレスが溜まっていらっしゃるのが特徴です。

コメンテーター 友利新:

毎日疲れてます。朝起きた瞬間から「疲れてるな」っていう感じがします。

■フル充電には〇〇が必要

私たちの日常のサイクルは、「活動」→「疲労」→「休養」のサイクルで回っています。

仕事や勉強、家事、育児などをエネルギー100%で行う「活動」。

この「活動」を行うと、「疲労」が溜まってエネルギーが下がります。

そこで寝るなどの「休養」をとるのですが、この「休養」だけでは100%には回復しないのです。

医学博士 片野秀樹氏:

先ほどのお話にもありましたけれども、「活動する前から疲れている」「朝起きたときからもう疲れている」というのは、まさに100%になっていない状態なんです。

皆さん見落としがちなんですが、「休養」をとっても『活力』がない状態でまた「活動」に戻ってしまっています。

片野氏曰く、日常のサイクルにプラスしたいのが『活力』。

休養と活動の間に『活力』を入れることによって、またエネルギー100%で活動ができるといいます。

その、『活力』の充填に必要なのが、“攻めの休養”です。