手足口病が再び流行拡大、「警報レベル」33都道府県 - 患者数は前週比25.6%増

AI要約

手足口病の報告数が急増し、全国で再び流行が拡大していることが分かった。

感染者数は前週比で25.6%増加し、2024年の累計報告数は38万3,105人に達した。

都道府県別では東京が最多の報告数を記録し、他にも多くの地域で感染者が確認されている。

 国立感染症研究所が17日に公表した第36週(2-8日)のデータによると、手足口病の定点医療機関当たりの報告数が5.0を超えて、「警報レベル」に達したのは33都道府県となった。前週から5県の増。【渕本稔】

 全国の定点当たりの報告数は前週の5.7人から7.17人に増えた。一時は「警報レベル」を下回っていたものの、2週連続で5.0を上回り、再び全国で流行が拡大しつつある。

 感染者数は2万2,485人となり、前週から25.6%増加した。

 2024年の累計報告数は38万3,105人。都道府県別に見ると、東京の3万3,099人が最も多く、以下は神奈川(2万6,368人)、愛知(2万4,870人)、大阪(2万3,112人)、埼玉(2万2,694人)、兵庫(1万9,695人)が続く。