反対署名2万筆余、東大に提出 授業料値上げ方針に学生有志

AI要約

東京大の学生有志らによる「学費値上げ反対緊急アクション」は17日、約2万7500筆の署名を大学側に提出した。

東大は月内にも授業料引き上げを正式決定するとしており、有志らは正式決定を延期するよう求める要望書も提出した。

提出後の取材で、金沢伶さんは検討の経緯に疑問を呈し、オープンな対話を望んでいることを述べた。

 東京大の学生有志らによる「学費値上げ反対緊急アクション」は17日、授業料値上げに反対する署名約2万7500筆を大学側に提出した。

 東大は月内にも授業料引き上げを正式決定するとしている。

 有志らは、同大の相原博昭副学長と約30分間面会。6月からオンラインで集めた学内外の署名と、正式決定を延期するよう求める要請書も提出した。副学長は、約3年前から値上げを検討してきたと明かし、学内会議で要望を伝えると応じたという。

 提出後に取材に応じた同大4年金沢伶さん(21)は「3年前から検討してきたのなら、学生や教職員を巻き込んで議論すべきだった。オープンな対話を望んでおり、せめて延期するよう求めた」と話した。