理科の実験で塩素ガス発生 中学生8人が吐き気や喉の痛み 山口

AI要約

山口市の中学校で理科の授業中に塩素ガスを発生させる実験が行われ、生徒の8人が吐き気や喉の痛みを訴えました。生徒たちは病院に運ばれましたが、命に別条はありません。

実験の内容は塩素系漂白剤と希釈塩酸を混ぜて塩素ガスを発生させるもので、教諭が行っていました。実験中に窓を開けて換気を行っていたとのことです。

塩素ガスの吸引が原因とみられ、警察が事故の詳細を調査しています。

理科の実験で塩素ガス発生 中学生8人が吐き気や喉の痛み 山口

 13日午前9時15分ごろ、山口市小郡下郷の市立小郡中学校で、理科の授業で塩素ガスを発生させる実験を観察していた1年生29人のうち、男女8人が吐き気や喉の痛みなどの症状を訴え、市内の病院に運ばれた。いずれも軽症で、命に別条はないという。

 山口南署などによると、理科室で男性教諭が市販の塩素系漂白剤と希釈塩酸を混ぜて塩素ガスを発生させる実験をし、生徒たちはその周りで観察していた。授業終了後、女子生徒2人が体調不良となり、午前10時15分ごろに教頭が119番。その後、他の生徒も体調不良を訴え、計8人が病院に運ばれた。実験中は窓を開けて換気していたという。8人は塩素ガスを吸い込んだとみられ、山口南署が詳しい事故原因を調べている。【脇山隆俊】