敬老の日にもらいたいプレゼント 「電話や手紙」上回ったのは…
生花の通信販売を手がける花キューピットが、敬老の日にアンケートを実施し、シニア世代が「スイーツまたはグルメ」をプレゼントしてほしいと回答したことが分かった。
昨年までの敬老の日で喜ばれたプレゼントも「スイーツまたはグルメ」が最多であり、食品関連のギフトが人気であることが示唆された。
アンケート調査では、55歳以上の男女536人を対象に行われ、「スイーツまたはグルメ」が最も多い希望プレゼントであることが明らかになった。
生花の通信販売などを手がける「花キューピット」(東京都品川区)が、今年の敬老の日(9月16日)に「プレゼントしてほしいもの」についてシニア世代にアンケートしたところ、「スイーツまたはグルメ」と回答した割合が最も多かった。これまでの敬老の日に「もらってうれしかったプレゼント」との質問でも、同じく「スイーツまたはグルメ」との回答が最多になり、食品関連が喜ばれる傾向があった。
アンケートは7月22日、55歳以上の男女536人を対象にインターネットで実施した。
敬老の日に「もらいたいプレゼント」を複数回答可の形式で聞いたところ、「スイーツまたはグルメ」が46%で最多。「お花」と「電話または手紙」がそれぞれ13%で続いた。
これまでの敬老の日に「もらってうれしかったプレゼント」は、多い順に「スイーツまたはグルメ」が44%▽「お花」15%▽「電話または手紙」13%――だった。
「プレゼントしてほしいもの」「これまでもらってうれしかったプレゼント」ともに、「家電・電化製品」や、洋服・アクセサリーといった「ファッショングッズ」は下位だった。
形に残るモノよりも、食品やお花、連絡といった形は消えても記憶に残るプレゼントの方が喜ばれるようだ。
広報担当者は「気を使わせたくないという思いもあって高額なモノをほしがるより、『プレゼントしたいという気持ちだけでうれしい』という心理を表しているのではないか」と分析した。【橋本陵汰】