紀州のドン・ファン殺害事件 元妻・須藤早貴被告の初公判「私は殺していない」起訴内容否認

AI要約

6年前、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の男性が殺害された事件で元妻が無実を主張する裁判が始まった。

元妻は夫の殺害と覚醒剤の摂取を否定し、検察側は完全犯罪を疑う証言を提示した。

判決は12月に予定されている。

紀州のドン・ファン殺害事件 元妻・須藤早貴被告の初公判「私は殺していない」起訴内容否認

6年前、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の男性が殺害された事件で、殺人などの罪に問われている元妻の裁判が先ほど始まり、元妻は「私は殺していない」と起訴内容を否認しました。和歌山地裁前から中継です。

事件の発生から6年あまり。黒のワンピース姿で法廷に現れた須藤被告は注目の罪状認否で無実を訴えました。

起訴状によりますと、須藤早貴被告(28)は6年前、和歌山県田辺市で、夫で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家・野崎幸助さん(当時77)に何らかの方法で致死量の覚醒剤を口から摂取させ、殺害した罪に問われています。

先ほど始まった初公判で、須藤被告は「私は社長(野崎さん)を殺していませんし、覚醒剤を摂取させたこともありません。無罪です」と起訴内容を否認しました。

検察側は冒頭陳述で、「完全犯罪をたくらみ、家政婦が外出し2人きりでいた数時間の間に覚醒剤を摂取させた。事件前に覚醒剤の密売サイトの関係者と和歌山で会い、覚醒剤と思われるものを購入していた」と指摘しました。

判決の言い渡しは12月の予定です。