【速報】兵庫・斎藤元彦知事が“涙の謝罪”…無表情から突然「自分に悔しい」12日に全県議が辞職申し入れも“続投”意思変わらず

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑で追及を受ける中、涙を見せた記者会見が行われた。

斎藤知事は任期を全うする意欲を示しつつも、辞職要求に対して複雑な思いを表明した。

他の政治家からも斎藤知事に対する辞職要求が続く中、知事は自らの考えを強く持ち続けている様子を示した。

【速報】兵庫・斎藤元彦知事が“涙の謝罪”…無表情から突然「自分に悔しい」12日に全県議が辞職申し入れも“続投”意思変わらず

パワハラ疑惑などで追及を受けている兵庫県の斎藤元彦知事が、11日に行われた記者会見で涙を見せた。

これまで表情を崩さなかった斎藤知事が見せた突然の涙、それは記者からの質問がきっかけだった。

百条委員会で相次ぐ“パワハラ疑惑”を払拭できず、進退が窮まっている兵庫県の斎藤知事。

12日には全ての県議が辞職を申し入れる予定で、さらに県議会の定例会開会日となる翌週木曜日に、最大会派の自民党が不信任決議案を提出する方向で調整している。

辞職か、それとも県議会解散か…。

そうしたなかで、11日に開かれた定例の記者会見。

前半の質疑応答で知事は、これまで同様に表情を変えず…

兵庫県 斎藤元彦知事:

県議会からの全員が、そういうふう(辞職申し入れ)になりそうだという状況からすれば、大変厳しい、難しい状況っていうのは、ご指摘は私も重々承知しておりますけども、それでもなんとかしていきたいという思いが、私の知事としての思いです。

そして、続投する理由について質問が…

記者:

(議員の)全員が辞職要求になろうとしているなかで、知事が続投する“本音の部分”でお聞きしたくて…

知事にとどまる“本音”を記者が聞くと、知事は…

兵庫県 斎藤元彦知事:

3年前に県民のご負託をうけて、4年間しっかりやるようにという中で負託を受けてますので、4年間しっかり仕事をさせていただくことが、3年前の負託にこたえることだと思ってますので。

と、あくまで、4年間の任期を全うすることに強い意欲をみせる斎藤知事。

ところが、“異変”が起きたのは、会見開始から1時間あまりを過ぎたころだった。

記者から、3年前の選挙で推薦を受けた自民党から“辞職要求”を突きつけられたことに対する質問を受けると…

記者:

自民党の中から11名の方が、斎藤知事を知事にしようと動かれてきた。明日の(辞職)申し入れには、知事を擁立するために動いた方もメンバーとして来て自民党として辞職を申し入れるという。これについての知事の「心の声」はどういった思いがあるか?

兵庫県 斎藤元彦知事:

(数秒の沈黙の後)…申し訳ないという思いですね。3年前に会派を割って、本当に重い思いで、重い決断を頂いた。(当選後)議会終わるたびに会派の会議室に行きましたけど、そこで頑張れよと言っていただいてましたんで、そこは大変あの…(涙声)申し訳ないなと。

兵庫県 斎藤元彦知事:

こういう状況になったということは申し訳ないなという思いで、 自分、自分自身に対して悔しい思いではあります。

その先生方も、心から今も…感謝はしていますので、本当に申し訳ないという思いで、私自身は今います。

“涙の会見”はさらに続く。

兵庫県 斎藤元彦知事:

ちょっと感情が出てしまいまして、申し訳ないです。

私自身は決して完璧な人間ではないので、そんな間違いもあったかと思いますけど、自分自身はこれからも一生懸命、あくまで県民の皆さんのためにやっていきたいっていう思いでいますので。

兵庫県 斎藤元彦知事:

県民の皆さんからもですね、いろんなご指摘はいただいています。頑張れっていうご指摘もありますけど、何やってんだっていうご指摘もあると思います。

それは私自身がまだまだ力不足のところがありますので、それでもやっぱり未来の兵庫のために頑張っていきたいという思いは今でも強く持っていますので、ぜひそこをご理解いただけるように、これからも自分として頑張っていきたいという思いです…すいません。

涙を流しながらも、知事にとどまる決意は変わらなかった。

その一方で、辞職が必要との声はこの人からも…。

大阪府知事で、日本維新の会の吉村洋文共同代表は、斎藤知事に先週末、電話で辞職するよう説得した後も、斎藤氏が続投の意思を表していることに関して…

日本維新の会 吉村洋文共同代表:

残念に思います。間違っていることは間違っていると素直に認めて、辞職すべきだと思います。