「焼ける感じ」“目の日焼け”に要注意 真夏より危険な紫外線とは
東京都心では猛暑日一歩手前の残暑が続き、目の不調が増加している。
紫外線対策が不足している30代から50代の声があり、医師は秋から冬にかけて目の紫外線リスクが高まることを指摘している。
紫外線だけでなく熱中症も目のリスクを高める恐れがあるため、早めの対策が必要である。
9月半ばとなる11日も猛暑日一歩手前の残暑が続く東京都心。
街で聞かれたのは、目の不調でした。
30代:
すごく目が焼ける感じがする。
50代:
ちょっと目が痛い、まぶしい。
9月中旬を迎えても続く強烈な日差しで、今、目の日焼けリスクが高まっているといいます。
11日、日差しが降り注ぐ中、都内の公園で元気に遊ぶ子供たち。
目の紫外線対策について聞いてみると…。
30代:
紫外線対策は日焼け止めか帽子くらい。目は全然やって（対策して）ないです。
夏本番が過ぎた今の時期にこそ、目の日焼けリスクが高まっていると医師は指摘します。
伊藤医院 眼科医・有田玲子副院長:
秋から冬にかけて太陽の陽が落ちて低くなる。夏に完全防備していた紫外線対策から弱くなったところに“つけ込まれる形”で、紫外線が目に危険な時期でもあります。
太陽が高い位置にある夏場に比べ、秋は日差しを低い角度から浴びます。
そのため紫外線が目に入りやすくなってしまうといいます。
長時間紫外線を浴びてしまうと、将来的に水晶体が白く濁り、視力が低下する「白内障」などの病気にかかるリスクが高まるといわれています。
伊藤医院 眼科医・有田玲子副院長:
一番いいのは、UVカットが入っているメガネやサングラスで物理的に守る。目がヒリヒリしていると思ったら、冷やすのが良い。
注意が必要なのは紫外線だけではありません。
厳しい残暑が続く中、熱中症で目のリスクが高まる恐れも。
9月中旬にも続く厳しい残暑。
大分・日田市では最高気温37.8度を観測し、体温超えの暑さとなりました。
11日も東京都内では、8人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されています。
熱中症になることが目に危険を及ぼす可能性があると医師は警鐘を鳴らします。
伊藤医院 眼科医・有田玲子副院長:
熱中症になることは自分でコントロールが効かないくらい体温が上がる。早い時期から白内障になりやすいと言われている。
関連記事（外部サイト）
- 【独自】納車すぐの新車に“ドンッ” ミラー吹き飛び思わず「おい!」 追突車はその場から逃走 修理費用約5万円に「逃げんなよ」 滋賀・大津市
- アメリカ大統領選のテレビ討論会 まさかの握手で始まった初の直接対決 イライラのトランプ氏に対し、緊張も余裕を演出のハリス氏 勝敗の行方は?
- 【独自】「自分は逆走してない」逆走高齢ドライバーが事故後に発した驚きの言葉 猛スピードで衝突、横転、横滑りする一部始終 茨城・大洗バイパス
- ダニの“ピーク”が猛暑で長期化 繊維に潜み、刺されて“アレルギー症状”も…専門家「掃除機はスチームアイロンで死滅させてから」
- 「あだ名はフェンディ」東大の同級生・大島てるさん語る斎藤元彦知事 小学校時代の親友語る「将来の夢は警察官だった」
