在留資格得るため偽装結婚の疑いで4人を逮捕 夫役「月5万の報酬」

AI要約

愛知県でフィリピン人女性を偽装結婚させ在留資格を取得させようとした男らが逮捕された。

婚姻届を虚偽提出し、フィリピン人女性を日本に連れてきていたことが判明。

男らは飲食店経営者、無職ら4人で計画し、報酬を受け取っていたことが明らかになった。

在留資格得るため偽装結婚の疑いで4人を逮捕 夫役「月5万の報酬」

 フィリピン人女性に在留資格を取得させるため、うその婚姻届を提出したとして、警視庁は飲食店経営の男(34)=愛知県幸田町=ら4人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕し、10日発表した。男は黙秘しているという。

 ほかに逮捕されたのは指示役の住所不定、無職の男(46)、夫役の塗装業の男(45)=愛知県日進市=、妻役のフィリピン国籍の女(25)=愛知県幸田町=。尾久署によると、4人は昨年1月までに、愛知県内の市役所に虚偽の婚姻届を提出した疑いがある。

 同署によると、フィリピンに土地勘のある無職の男が飲食店経営の男の依頼を受けてフィリピンを訪れ、夫役の男と妻役の女を現地で偽装結婚させていた。その後女は来日し、飲食店経営の男が経営するフィリピンパブで働いていた。夫役の男は「月5万円の報酬をもらった」と供述しているという。(遠藤美波)