新内閣、移民抑制へ フランス首相、極右忖度は否定

AI要約

新首相が極右に投票した有権者を尊重する意向を示し、移民抑制策に重点を置く内閣を発足することを表明。

バルニエ氏は移民対策に積極的で、極右との共通点はないと主張。

新内閣は共和党と中道連合による少数与党で、極右の動向が不信任回避に影響を与える可能性。

 【パリ時事】フランスのバルニエ新首相は6日、民放テレビTF1による就任後初のインタビューで、7月の総選挙で極右・国民連合(RN)に投票した有権者の判断を尊重すると述べた。

 その上で、今後発足する内閣は、RNも唱える移民抑制策に優先的に取り組むと表明した。

 新内閣はバルニエ氏が所属する中道右派・共和党と、マクロン大統領の中道連合による少数与党となる見込み。下院で不信任を回避できるかは極右の動向にかかっている。

 バルニエ氏は以前から移民対策に積極的。インタビューでは「自分にはRNの主張との共通点は何もない」と訴え、極右に対する忖度(そんたく)はないと否定した。