【速報】逃亡先タイで拘束後、護送車強奪し逃走 記者に「くそくらえ」持続化給付金詐欺の疑いで男逮捕

AI要約

36歳の男が新型コロナウイルスの持続化給付金を詐欺でだまし取った疑いで逮捕され、タイから強制送還された事件について報道された。

男は逃亡先のタイで身柄を拘束され、護送車を奪い一時逃走するなどの事件があった。

男は虚偽の申請により100万円の持続化給付金を不正受給している疑いが持たれており、詐欺容疑で逮捕された。

 新型コロナウイルスの持続化給付金をだまし取った疑いで逮捕状が出ていた36歳の男が10日、逃亡先のタイから強制送還され、大阪府警に逮捕されました。男は、身柄を拘束されたタイ・バンコク市内で、入管施設から護送車を奪い、一時逃走するなどしていました。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、職業不詳の八木佑樹容疑者(36)です。

 捜査関係者によりますと、八木容疑者は2020年5月、虚偽の申請をして、新型コロナの持続化給付金100万円をだまし取った疑いがもたれています。

 NNNは9日、タイの空港で逮捕前の八木容疑者に直撃しました。詐欺容疑を認めるかどうか問いかけると、八木容疑者は「くそくらえ」と暴言を吐いていました。

 八木容疑者は事件後の2020年7月に日本からカンボジアに出国していて、警察が逮捕状を取って行方を追っていました。

 現地当局などによりますと、八木容疑者はその後、タイで不法滞在の疑いで身柄を拘束されましたが、2023年9月、バンコクの入管施設で護送車を奪い逃走しました。裁判所から戻った際に、転倒して足を痛めたと訴え、職員が車イスを運んでいる隙に車に乗り込み、ゲートを破壊して逃げたということです。

 八木容疑者はその後、施設から5キロほど離れた場所で護送車を乗り捨てて、現地の三輪タクシー「トゥクトゥク」やタクシーを乗り継ぎ、バンコクから約140キロ離れたビーチリゾートのパタヤに移動したところを、入管当局に確保されました。

 八木容疑者が滞在していたパタヤのホテルに入管当局が踏み込んだ際、八木容疑者は5階の部屋にも関わらず、ハンマーで窓ガラスを割り、逃走を試みたということです。

 また、逃走直後には青っぽい服を着ていましたが、パタヤでは黄色いシャツに着替え、髪も短くカットしていました。

 八木容疑者が管理していたとみられる口座には、少なくとも十数回、総額で千数百万円の持続化給付金が振り込まれていて、警察は八木容疑者が虚偽の申請を繰り返し、不正受給していた疑いがあるとみて詳しく調べています。