泉健太氏「先輩も名乗りを上げる環境に持ってきた」 枝野、野田両氏に対抗心 立民代表選

AI要約

立憲民主党代表選に立候補した野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田晴美議員がNHK番組に出演し、党の在り方などを議論した。

泉氏は先輩たちも政権交代という環境を作り、自負心を示し、枝野、野田との競争姿勢を見せた。

枝野氏は過去の敗北を経て再登板し、地域を回り様々な考えを整理した結果、党をより良くするための代表選に臨んでいる。

泉健太氏「先輩も名乗りを上げる環境に持ってきた」 枝野、野田両氏に対抗心 立民代表選

立憲民主党代表選(23日投開票)に立候補した野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)は8日、NHK番組「日曜討論」に出演し、党の在り方などを巡り議論した。現職の泉氏は「先輩たちも『いよいよ政権交代だ』と名乗りを上げるくらいの環境に持ってきた」と自負し、枝野、野田両氏のベテランに対抗心をにじませた。

枝野氏は、代表として臨んだ令和3年10月の衆院選で敗北し、引責辞任した経緯がある。再登板に向け立候補した理由について、「3年間地域を回り、さまざまな考えを整理した。それをぶつけることで、(党が)より良くなるための代表選ができる」と述べた。

一方、泉氏は「3年前はどん底のスタートだった。仲間が粘り強く『党を再生させたい』と立ち上がり、4月の(衆院)補欠選挙は3つとも勝つまでに党勢回復した。先輩たちも『いよいよ政権交代だ』と名乗りを上げてもらえる位の環境に持ってきたのは自分自身だと自負している」と意気込んだ。

野田氏は、泉、枝野両氏の党代表としての取り組みに敬意を表した上で、「党のコアな支持層を固めるだけでは政権は取れない。無党派も含め他党の支持を得るため、私は最後のピースの役割だ」と述べた。

衆院当選1回の吉田氏は「生活者目線の視点、女性の視点、1期生にしか見えないような政治改革の視点を訴えたい」と強調した。