「現社長だが挑戦者のつもりで挑む」 立憲・泉代表が出馬を正式表明

AI要約

立憲民主党の泉健太代表が代表選立候補を正式表明

泉氏は枝野氏、野田氏に続く3人目の立候補者

泉氏は政権交代を目指し、ミッション型内閣を掲げる

 立憲民主党の泉健太代表(50)は6日、東京・永田町の党本部で記者会見を開き、代表選(7日告示、23日投開票)への立候補を正式に表明した。「出馬の環境が整った。次の総選挙で政権交代を目指す。私はその先頭に立つ」と述べた。

 表明は枝野幸男前代表(60)、野田佳彦元首相(67)に続く3人目。ベテラン2人と代表の座を争うことになった泉氏は、会見で「現社長ではあるが挑戦者のつもりで論戦を挑んでいきたい。この党を苦しいときに引っ張ってきたという自負は誰にも負けない」と述べた。

 泉氏は7月には代表選出馬の意向を固めていたが、立候補に必要な国会議員20人の推薦人の確保に難航。9月5日深夜まで調整を続け、告示前日の表明となった。

 泉氏は2021年衆院選の敗北で引責辞任した枝野氏の後任として代表に就任。立憲単独での政権交代が困難な中、特定の政策に絞って連立を組む「ミッション型内閣」を掲げ、政治改革や教育の無償化といった政策を軸に国民民主党との連携強化を図ってきた。

 代表選をめぐっては、江田憲司元代表代行(68)と吉田晴美衆院議員(52)も立候補を模索している。(伊沢健司)