【独自】「代償はでかいぞ!」“サップボード泥棒”現る 聖地で堂々品定め40秒の犯行…夏の思い出奪う 愛媛・今治市「鴨池海岸」

AI要約

愛媛・今治市の鴨池海岸でサップボードを盗んだ犯人がカメラに捉えられる

鴨池海岸のコテージでサップボードを持ち去った犯人は波紋を広げる

警察が捜査を開始し、コテージは犯行防止の対策を強化していく

【独自】「代償はでかいぞ!」“サップボード泥棒”現る 聖地で堂々品定め40秒の犯行…夏の思い出奪う 愛媛・今治市「鴨池海岸」

“サップボードの聖地”と呼ばれる愛媛・今治市の鴨池海岸で8月、サップボードを盗む人物の姿がカメラにとらえられた。

ドロボーはまるで客かのように品定めし、ボードを持ち去った。

コテージのスタッフは犯行が許せないと語り、警察は窃盗事件として捜査を開始した。

愛媛・今治市で8月27日午前0時前、鴨池海岸目の前にあるオープンしてまもないコテージで、人の背丈を優に超えるモノを1人で運び出すドロボーの姿があった。

せっせと盗んでいたものは、地域で人気のアクティビティー「サップボード」だ。

ドロボーの犯行によって、店は当初の予定通りにアクティビティーを行えなくなってしまったという。

“サップボード”ドロボーは、楽しみに訪れた家族の思いを踏みにじったのだった。

コテージのスタッフは、「『サップボードを返せ!』と。みんなの楽しみを奪った代償はでかいぞと」と怒りをあらわにしている。

コテージ内の防犯カメラには、画面右奥から何者かがゆっくりと侵入する姿が映し出された。

ドロボーが足を止めたのは、立てかけられた2つのボードの前だ。

映像内では、ボードを触って確かめたり、じっくりと品定めしている様子がうかがえる。

どちらのボードにしようかと見比べること約40秒、選んだのは奥のサップボードだった。

ドロボーはボードを持ち上げると、そのまま闇の中に消えていった。

「サップ」とはボードの上に立ち、パドルを使って海や川をすいすいと漕ぎながら進むアクティビティー。

コテージがある愛媛・今治市の鴨池海岸は、比較的、波が穏やかなことから、“サップの聖地”として知られている。

そのため、コテージのスタッフは、「きれいな海でこのような犯罪が起きたのが許せない」と犯行に憤っている。

今回、ドロボーが盗んでいったのは、約13万円のサップボードだ。

しかし、コテージのスタッフは被害額よりも、サップボードを楽しみに泊まりに来ていた家族に悲しい思いをさせてしまったことを悔やんでいるという。

また、「夏休み最後の思い出に、サップに子ども3人で乗れる予定だったのに、1台なくなってしまって申し訳ないなという気持ち」と語っている。

警察は窃盗事件として捜査を開始し、コテージ側は防犯センサーの設置や、周囲の見回りなど対策を強化していくという。

コテージのスタッフは、「自分1人の私利私欲のために、どれだけみんなの迷惑になっているんだと言いたい」と犯人に憤慨している。

(「イット!」 9月4日放送より)