古代の実りの喜び伝え 赤米の穂色づく 佐賀・吉野ケ里歴史公園
吉野ケ里歴史公園の水田では、赤米の穂が紅色に色づき、秋風に揺れている。
古代米の4品種が植えられており、赤米の色づきが見ごろを迎えている。
10月13日には一般参加者による稲刈りも行われる予定。
吉野ケ里歴史公園(佐賀県神埼市、吉野ケ里町)の水田で、赤米の穂が紅色に色づき、秋風に揺れている。
同園の約3000平方メートルの水田には、古代米の「つくし赤もち」「ベニロマン」「黒米」「紫米」の4品種が植えられている。猛暑や台風に見舞われたが、生育は順調だという。
8月末から赤米のつくし赤もちが色づき始め、見ごろを迎えている。今月中旬ごろまで楽しめ、ベニロマンや黒米なども順次色づき始めるという。
担当者は「古代の人も喜びながら実った米の色を楽しんだと思う。遺跡を眺めながら同じ思いに浸ってもらえれば」と話している。10月13日には一般参加者による稲刈りも行われる予定。【斎藤毅】