“樹齢3000年”屋久島の弥生杉 台風で倒れていた…世界遺産に何が
屋久島のシンボルである『弥生杉』が台風10号の被害で倒れる
史上最強クラスの暴風が屋久島を襲い、多くの木々が倒れる
被害を受けた木々や歩道の修復が急がれる状況
樹齢、推定3000年。世界遺産屋久島の杉が倒れているのが見つかりました。
これは8月31日に撮影された写真です。
根元近くから折れてしまっているのは、屋久島のシンボルの1つ『弥生杉』と呼ばれる木。
高さは26メートル以上もある、立派な樹木が…
無残な状態になってしまったのです。
『屋久島公認ガイド』屋久島ガイドオフィス山岳太郎 渡邊太郎 代表
「駐車場から弥生杉は見られるが、そこから見たら見えなかった。仲間たちと弥生杉の方に向かって歩いていったら、杉自体が完全に倒れていた状況」
その原因が、史上最強クラスで接近した台風10号です。
50メートル近い暴風に屋久島は見舞われました。
被害は、弥生杉だけではありません。
『屋久島公認ガイド』屋久島ガイドオフィス山岳太郎 渡邊太郎 代表
「途中の歩道の上にも倒木があったり、上部の枝が折れて落ちたりしている。少しでも早く行けるようになってほしいなと思っています」