不審紙幣発見、お任せを 探知犬、鈴木財務相を「表敬」

AI要約

海外への不正な現金持ち出しを防ぐために紙幣探知犬が導入され、成田空港で活躍している。

現金携行の規制がありながらも不正携行の件数は少なく、探知犬の重要性が増している。

鈴木財務相はマネーロンダリング防止のため、探知犬の役割に期待を寄せている。

不審紙幣発見、お任せを 探知犬、鈴木財務相を「表敬」

 海外への不正な現金持ち出しを防ぐために不審な紙幣をかぎ当てる「紙幣探知犬」2頭が3日、鈴木俊一財務相を「表敬訪問」し、大臣らの前で自慢の鼻を披露した。

 

 紙幣探知犬は大量の現金を所持している人物を特定できるとされ、8月8日、成田空港の税関に国内で初めて導入された。

 100万円を超える現金を携行して出入国する場合は、税関への事前申告が必要。しかし、財務省によると、不正な現金の携行で処分した件数は2019年から23年の5年間で8件にとどまる。

 鈴木財務相は「お金を大量に国外に持っていってマネーロンダリング(資金洗浄)する事案が増えていると聞いた。(探知犬の)役割も大きなものになってくる」とエールを送った。