妻にメタノール飲ませ殺害 初公判で「第一三共」元研究員の男、起訴内容を否認「私は無実です」

AI要約

2022年、都内の自宅で妻にメタノールを飲ませて殺害した罪に問われている製薬会社「第一三共」の元研究員の夫が無罪を主張する初公判が開かれた。

吉田被告は起訴内容を否認し、「妻に殺意を抱いたこともないし、メタノールを摂取させたこともない。無実だ」と述べた。一方、検察側は夫婦関係の悪化や殺害動機を指摘した。

弁護側は被害者が自らメタノールを摂取して自殺した可能性を主張している。

妻にメタノール飲ませ殺害 初公判で「第一三共」元研究員の男、起訴内容を否認「私は無実です」

2022年、都内の自宅で妻にメタノールを飲ませて殺害した罪に問われている製薬会社「第一三共」の元研究員の夫の初公判が開かれ、夫は起訴内容を否認し、無罪を主張しました。

「第一三共」の元研究員・吉田佳右被告は2022年1月、東京・大田区の自宅で、妻の容子さんにメタノールを飲ませて殺害した罪に問われています。

2日、東京地裁で開かれた初公判で、吉田被告は起訴内容について問われると、「妻に殺意を抱いたこともないし、メタノールを摂取させたこともありません。私は無実です」と述べ、無罪を主張しました。検察側は冒頭陳述で、妻が亡くなる2日前に「吉田被告がメタノールを自身の研究室に持ち込んでおり、メタノールと接点があった」としたうえで、「夫婦関係は悪化していて殺害する動機もある」と指摘しました。

一方、弁護側は「被害者は自分でメタノールを摂取し自殺した可能性がある」と主張しました。