関西 週末は台風10号の影響で局地的に大雨の恐れ 土砂災害に厳重警戒を

AI要約

台風10号が関西に影響を与える可能性が高まっており、土砂災害に警戒が必要です。

関西では断続的に雨が降り続く見込みであり、特に紀伊半島の南東斜面で激しい雨が予想されています。

台風接近時には土砂災害の前兆となる現象に注意し、周囲の人々と安全な場所へ避難するよう心がけましょう。

関西 週末は台風10号の影響で局地的に大雨の恐れ 土砂災害に厳重警戒を

台風10号は、今日午前9時現在、田辺市の南南西約50kmを時速15キロの速さで進んでいます。予報円の中心を通った場合、明日にかけて紀伊半島の沿岸を沿うようにしてゆっくりと進むでしょう。関西では、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る恐れがあるため、これまでの雨で地盤が緩んでいる所では、土砂災害に警戒が必要です。

今週末の関西は、断続的に雨が降るでしょう。

特に、紀伊半島の南東斜面では雨が降り続き、一時的に雷を伴って非常に激しく降る恐れがあります。

京阪神周辺など都市部では、多少晴れ間が出る所もありますが、油断は禁物。晴れていても急に黒い雲が広がってきて、一時的に雨や雷雨になる恐れがあります。天気の急変に注意をしてください。

関西では、26日からの雨量が紀伊半島の南東斜面で500ミリ近くに達している所があります。

このあと9月2日(月)にかけても、紀伊半島の南東斜面を中心に、多い所では300ミリ以上の雨が降る所があるでしょう。

土砂災害に厳重に警戒をし、崖の近くや川べりなど危険な場所には近寄らないようにしてください。

台風が接近すると、大雨の恐れがありますが、大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。

2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。

3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。

4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。