日本企業ワクチン使用申請 エムポックス、WHOに

AI要約

世界保健機関(WHO)は、アフリカを中心に感染が拡大するエムポックス(サル痘)について、明治グループの製薬会社KMバイオロジクスとデンマークのバイオ企業がワクチンの緊急使用許可の申請を行い、WHOはこれを受け取った。

KMバイオの天然痘ワクチン「LC16」がエムポックスの予防に効果があると2022年に追加承認されたという。WHOは速やかに審査を行い、承認される見通しを示している。

このワクチンの承認が2週間以内に行われる可能性が高く、今後のエムポックス対策に期待が寄せられている。

日本企業ワクチン使用申請 エムポックス、WHOに

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は30日、アフリカを中心に感染が拡大するエムポックス(サル痘)について、明治グループの製薬会社KMバイオロジクス(熊本市)を含む2社からワクチンの緊急使用許可の申請を受けたと明らかにした。テドロス事務局長は記者会見で「速やかに審査している」と述べ、2週間以内に承認されるとの見方を示した。

 WHOによると、KMバイオとデンマークのバイオ企業、ババリアン・ノルディックが23日に申請した。日本の厚労省などによると、KMバイオの天然痘ワクチン「LC16」は2022年、エムポックスの予防に効果があると追加で承認された。