鹿児島県に『線状降水帯』発生 「顕著な大雨に関する気象情報」

AI要約

鹿児島県では、線状降水帯による大雨で土砂災害や洪水の危険が高まっており、気象庁が顕著な大雨に関する情報を発表。

台風10号による九州南部への大雨の影響が続き、土砂災害や浸水に警戒が必要。長時間の大雨で総雨量が1000mmを超える可能性。

警戒レベル4の避難指示が出た場合は速やかに安全な場所へ避難し、地元の避難情報に従うことが重要。

鹿児島県に『線状降水帯』発生 「顕著な大雨に関する気象情報」

 鹿児島県では、「線状降水帯」による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっているとして、気象庁は、「顕著な大雨に関する気象情報」を発表した。この情報は警戒レベル相当情報を補足する情報で、警戒レベル4相当以上の状況で発表される。

 九州南部には台風10号本体の活発な雨雲がかかり続け大雨が数時間にわたり続いている。台風による大雨は長ければ金曜日にかけて続く見込み。九州南部では総雨量が1000mmを超えるような記録的な大雨になる恐れがあり、大規模な土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、氾濫に警戒が必要だ。

 大雨の警戒レベル4の避難指示が出た場合は、速やかに安全な場所へ避難し、また避難情報が出ていなくても崖や川といった危ない場所には近づかないなど、安全を最優先に行動する必要がある。地元市町村の避難情報に従い、少しでも安全な場所への速やかな避難が必要だ。周りの状況を確認し、避難場所への移動が危険な場合は、少しでも崖や川から離れた建物や浸水しにくい高い場所に避難するなど、身の安全を確保をするようにしたい。

九州南部・奄美

  宮崎県、鹿児島県(奄美を除く) 29日(木)夜にかけて

  奄美 29日(木)午前中にかけて

九州北部

  山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県 28日(水)夜から29日(木)夜にかけて

四国

  徳島県、愛媛県、高知県 29日(木)午前中から29日(木)夜にかけて