宝飾展で真珠盗んだ疑い、中国籍2人逮捕 「ピンクパンダ」メンバーか

AI要約

警視庁捜査3課は、国際宝飾展で真珠のペンダントを盗んだとして、中国籍の女性2人を窃盗容疑で逮捕した。

逮捕容疑は国際宝飾展会場での窃盗であり、2人は否認している。

犯行グループ「ピンクパンダ」は中国籍者を中心とし、窃盗後にすぐ中国に帰国していた。

宝飾展で真珠盗んだ疑い、中国籍2人逮捕 「ピンクパンダ」メンバーか

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で1月にあった「国際宝飾展」で真珠のペンダントを盗んだとして、警視庁捜査3課は28日、住所・職業不詳、義小鳳容疑者(37)ら中国籍の女性2人を窃盗容疑で逮捕したと発表した。

 2人は国際窃盗グループ「ピンクパンダ」のメンバーとみられる。

 逮捕容疑は1月17日午後0時半ごろ、「国際宝飾展」の会場で、大阪市の宝飾卸業者が販売用に展示していた真珠のペンダント6本(販売価格計186万5000円)を盗んだとしている。2人はいずれも否認しているという。

 警視庁によると、ピンクパンダは中国・湖南省出身者を中心としたグループで、国外で窃盗に及んだ後、短期間で中国に帰国して摘発を逃れるのが特徴とされる。別の欧米人窃盗グループ「ピンクパンサー」にちなんで、フランスの警察当局が名付けた。

 義容疑者ら2人は事件翌日の1月18日に出国し、8月27日に再入国していた。警視庁は、28日から東京ビッグサイトで開催される「ジャパンジュエリーフェア」を狙って来日したとみている。

 1月の国際宝飾展では、逮捕容疑の他にもネックレスや指輪が盗まれる被害があり、被害総額は約1000万円に上る。警視庁は2人の関与を調べている。【朝比奈由佳】