「1番」新1万円札が埼玉・深谷市に ATMで偶然入手の男性が寄贈 渋沢栄一ゆかりの地

AI要約

深谷市が渋沢栄一ゆかりの1番の1万円札を入手

福岡県の重冨新さんが記番号A1の新1万円札を寄贈

市民が新紙幣に慣れるまでには時間がかかるかもしれない

「1番」新1万円札が埼玉・深谷市に ATMで偶然入手の男性が寄贈 渋沢栄一ゆかりの地

 新紙幣の発行からおよそ2カ月、渋沢栄一ゆかりの埼玉県深谷市が欲しかった記番号1番の1万円札を入手しました。

埼玉県深谷市 小島進市長

「本当に想像もしなかったから、思いが伝わったというか。渋沢栄一さんが縁でつなげてくれたのかな」

 新1万円札に印刷されている「近代日本経済の父」渋沢栄一が生まれた深谷市。渋沢栄一の「栄一」にちなんだ記番号Aの1番の新紙幣を熱望してきました。

小島市長

「熱望の記番号1番がついに深谷へ!」

 記番号「A1」の新1万円札を市に寄贈したのは福岡県に住む重冨新さん(43)。両替の際に偶然入手し、深谷市に寄贈することを決めたといいます。

小島市長

「人の善意を感じて、また違う重みを感じた。本当は日銀の総裁さんから6番いただいた時は、心のどこかで(市民に)申し訳ないなと思っていたところもあって。今回こうやってある方の善意によって、1番も手に入ったので。市民の方にその分理解をしていただけるかな」

 寄贈された1万円札は、27日から深谷市役所1階の「渋沢栄一とお札」のコーナーで展示しています。

小島市長

「ぜひ深谷に多くの方が遊びに、またショッピングをしに来ていただければありがたい」

 来月の3日で、発行から2カ月になる新紙幣。街の人が実際に目にする機会はどれだけあったのでしょうか?

すべての種類を目にした20代

「見ました、見ました」

「(Q.どこで?)最近、お釣りとかでももらうようになって見た」

新1万円札を目にした60代

「銀行のATMでお給料をおろしたら、旧紙幣に紛れてドバッと入っていた」

 番組が聞いた8人のうち全員が新紙幣を実際に目にしたといいます。しかし、こんなトラブルも起きていました。

すべての種類を目にした20代

「機械のところで使えないことが結構(あり)、ラーメン屋とかがちょっと困った」

数回目にした20代

「両替する時に新紙幣ができないと書いてあって困ったことがある」

 新紙幣に人々が慣れるのはまだ先なのかもしれません。

(「グッド!モーニング」2024年8月28日放送分より)