「自分は働いているのに遊んでいる奴がむかつく」スケボー男性に因縁つけ暴行…読売新聞30代カメラマンを現行犯逮捕 東京・千代田区
読売新聞社員がスケートボードをしていた男性らに暴行を加え、現行犯逮捕される事件が発生。
男性が「自分は働いているのに、遊んでいる奴がむかつく」と言い放ち暴力を振るった経緯が報じられる。
スケートボード愛好者たちは、都内での活動場所不足や他者とのトラブルについて訴える。
23日、東京・千代田区の歩道でスケートボードをしていた男性らに因縁をつけ、暴行を加えたとして、読売新聞社員の男が現行犯逮捕された。男が男性らに言い放っていたのが「自分は働いているのに、遊んでいる奴がむかつく」というあまりに身勝手なセリフだった。
パリオリンピックで金メダル2個・銀メダル2個を獲得し、日本の新たな “お家芸”とも称されるスケートボード。
警視庁によると、8月23日午後11時前、読売新聞東京本社に勤務する30代のカメラマンの男が自転車に乗って東京・千代田区の歩道へと向かっていた。
その際、スケートボードをしていた男性ら3人に因縁をつけ、1人の足を蹴った。
男はそのまま立ち去ろうとしたが、追いかけてきた別の男性の顔を殴ったとして、現行犯逮捕されたのだ。
その後の調べで明らかになったのは、男がスケートボードをしていた男性らに言い放った「自分は働いているのに遊んでいる奴がむかつく」というあまりに身勝手な言葉だった。
この言い分に理解を示す人はいるのだろうか。
街の人は「人それぞれ時間の使い方は自由にあるはずなので、ただのはけ口みたいに人を使うのは間違ってるかな」「その方は仕事が楽しくないから楽しくしている人を見て、そういう気持ちになったのかもしれない」と話す。
警視庁によると、交通の頻繁な道路でスケートボードをすることは違反行為になることもあるが、それ以外の道路では違反とはならないという。
一方で、街中でのスケートボードについては「ガラガラって音しますね」「事故起こさないようにマナーは守って欲しい」というような声も聞かれた。
そんなスケートボードをする人たちに、実際話を聞くと「東京だと（滑る）場所がまず無い」「家の周りでスケボーすると怒られたりする。うるさかったり、騒音で近所迷惑になってしまう」と自由に楽しめる場所が少ないと訴える。
暴行を加え、現行犯で逮捕された男は、26日釈放された。
読売新聞は「事実を十分に確認できていないため、現時点でのコメントは控えます」としている。
（「イット!」8月27日放送より）
