陸自、9月に仏陸軍と実動訓練 岩手、宮城で対ゲリラ戦想定

AI要約

陸上自衛隊は、対ゲリラ戦を想定したフランス陸軍との実動訓練を宮城県と岩手県で9月に実施する。

訓練名は「ブリュネ・タカモリ」とし、参加者は陸自第39普通科連隊と仏陸軍第6軽機甲旅団。

この訓練を通じて、仏陸軍の対ゲリラ戦経験を活かし、市街地や草木のある地域での戦闘技能を向上させる。

 陸上自衛隊は26日、対ゲリラ戦を想定したフランス陸軍との実動訓練を9月8~20日に宮城県の王城寺原演習場と岩手県の岩手山演習場で実施すると発表した。「ブリュネ・タカモリ」と名付けた訓練で、第1回の昨年は南太平洋の仏特別自治体ニューカレドニアで行われた。

 陸自によると、参加するのは陸自第39普通科連隊(青森県弘前市)の隊員ら約100人と、仏南部ニームに司令部を置く第6軽機甲旅団の約50人。

 仏陸軍はアルジェリアやチャド、レバノン、イラクで対ゲリラ戦に従事した経験があり、市街地や草木が茂る地域での戦闘技能習得を目指す。