【解説】台風10号週末どうなる?沿岸部で風に大雨も…最大瞬間風速60メートルで週明け関東直撃の可能性が浮上

AI要約

台風10号は非常に強い勢力で北上し、西から関東にかけて上陸の恐れがある状況になっています。

23日の予想では、関東・東海にとって心配な状況になり、進路の東側が特に影響を受けやすいエリアとして注意が必要です。

週末から影響が始まり、26日から28日にかけては台風の影響が本格化する見込みであり、関東から北日本に向けて大荒れの天気が予想されています。

【解説】台風10号週末どうなる?沿岸部で風に大雨も…最大瞬間風速60メートルで週明け関東直撃の可能性が浮上

気になる台風10号ですが、上陸はするのか、どこを通るのか、川原浩揮気象予報士とともにお伝えします。

最新の進路予想では、台風10号はまだかなり南の海上にいます。

強い勢力で発達しながら北上していき、来週26日(月)に「非常に強い」勢力に成長する予想になり、その後、ちょっと弱まった状態で最接近は27日(火)から28日(水)にかけてとなる予想。

かなり幅が広い状態が続いていて、西は四国から、関東がすっぽりと入ってくるようなところまで上陸の恐れがある状況になっています。

──22日より少し東に進路を変えた?

22日の予想進路と比較すると、22日は関東の一部が入っていた状況でしたが、23日の予想ではすっぽりと収まるような状況になっていて、関東・東海にとっては心配な状況になってきています。

──テレビなどで台風の進路予報円をいつも見るが、予報円のどの方角が影響を受けやすい?

予報円は、この辺に中心が入りそうだというデータになっているわけですが、特に注目していただきたいのが、進路の東側にあたるエリアです。

東側は台風自体の反時計回りの風の動きと、台風自体が進んでいく方向が、同じ方向に風が吹くことになって、より風が強くなって影響が大きくなるといわれるエリアです。

そのため、ルート上の付近はもちろんですが、東側の影響も注意していただきながら、最新情報を確認していただきたいと思います。

──台風の上陸は来週だが、週末もすでに台風の影響は出てくる?

週末から少しずつ影響が始まりそうで、「雨・風の予想」で見ていくと、まず週末の24日(土)は、もともと不安定だったため広い範囲で雨が降ったりやんだりという天気が続きそうです。

25日(日)にかけて、だんだんと沿岸部で風が強まっていく動きになっていきます。

日曜日は台風の湿った空気が入り始めると考えていただいて、雨が強まるエリアが出てくるのが日曜日の特徴です。

そして週明けは、東海や関東の人にとっては、より心配な予想になってきました。

26日は、台風が接近してくるため、沿岸部でだんだんと雨や風が強まっていくような1日になるとみられます。

27日は台風本体の雨雲がかかってくるため、近畿地方や伊豆諸島は台風が直接影響するエリアに入ってくる予想です。

そして、気象庁のスーパーコンピューターの予想で、進路の1つのパターンの予想ではありますが、28日朝の通勤帯に関東直撃という予想になっています。

──西・東どちらにずれたとしても、どこかには上陸する可能性があるということ?

朝の通勤帯に、最大60メートルの風の強さを持って近づいてきたあとに直撃の予想のため、かなり心配です。

雨の強いエリアを見ても、関東が覆われていますし、風も相当、沿岸部から内陸まで強く吹くとみられるため、交通の乱れもかなり心配されます。

そして、そのあとは北日本を縦断するような動きになっていて、関東は午前中ずっと大荒れの状態ですが、今度、大荒れのエリアがゆっくり北上していく予想になっていて、午後に入ってきくと、東北地方や北陸は大荒れになりそうです。

更に夜遅くまで影響が続きそうで、北海道の札幌辺りは夜、ごはんを食べに行った帰りの時間帯などに大荒れになりそうなため、最新情報に注意していただきたいです。

──水曜日の朝、関東にいたものが一気にぐっと北に行く?

上陸したあとにスピードが早まる予想になっていて、一気に北日本、東日本に影響がありそうです。

24日以降の天気を改めて見ていきます。

もともとが不安定のため傘マークが多めになっていますが、台風の影響は26日辺りから本格化すると考えてください。

特にピークは27日から28日の直撃の可能性がある辺りは、十分に気を付けていただきたいと思います。

──東京は日曜日に晴れマークがついているが、お出かけするのは?

最新情報を確認しながら、この先の予想が安全であることを確認してください。

注意していただきたい日ですが、台風が来ると分かっているエリアの方は、準備する日に充てることを検討いただきたいと思います。