【台風情報】最新進路は東寄りに…火曜から水曜に四国から関東にかけ上陸予想も海外の予想と差が
台風10号が日本列島に直撃する可能性が高まっており、進路予想が発表されている。
アメリカ、ヨーロッパ、日本の予想に微妙な差があり、28日に関東地方や四国地方に上陸する可能性が示唆されている。
静岡県や北海道では元台風9号の影響で土砂災害や交通機関への影響が出ている。
日本列島を直撃する可能性が高まっている台風10号。
23日午後、最新の進路予想が発表されました。
発生は22日、場所は日本の南マリアナ諸島付近。
南の海上を遅い速度で発達しながら北上し、来週27日(火)の午後から28日(水)の午前中に上陸する可能性。
場所は四国から関東にかけて。
強い勢力の恐れがあります。
一方、海外の予想とは微妙な差が。
ヨーロッパの当局は、九州地方にかなり近づいたあと、28日の午前3時過ぎに四国から近畿地方にかけて上陸するとみています。
これに対し、日本やヨーロッパの予想より上陸が東にずれ、遅くなるとみているのがアメリカ。
本州をかすめるように移動し、28日の正午過ぎに静岡県付近に上陸すると予想しています。
そんな中、静岡県や北海道では、低気圧に変わった元台風9号の影響が続いています。
静岡市内には23日未明に活発な雨雲が。
静岡市清水区では、8月としては観測史上最大、24時間に318mmの雨が降りました。
掛川市では逆川が増水。
茶色く濁った水が危険な水位近くまで迫っていました。
東名や新東名高速道路は一時通行止めに。
焼津インターチェンジでは、東京方面が通行止めとなり、立ち往生する車も現れていました。
JR静岡駅では、一部の電車が大雨の影響で運転を見合わせました。
在来線の改札口は大勢の人で混雑していて、中には座り込んでいる人も見られました。
午前7時半ごろ、駅で利用客に話を聞くと「6時前ぐらいに来て、ずっと立ちっぱなし。正直どうしようもない…」「部活でサッカーやってる。練習が始まりそうで、すごくショック」と話しました。
北海道でも、低気圧に変わった元台風9号の影響が続いていて、23日夜にかけて各地で雨が強まる見込み。
土砂災害などが発生する恐れがあります。