「汚いやり方」ついに紙の保険証が「本人確認書類」として使用不可に…マイナカード「任意」はどこへ、SNSで吹き荒れる憤慨

AI要約

2024年6月18日、携帯電話契約時の本人確認にマイナカードのICチップ読み取りが義務化され、マイナカードの必須性が高まっている。

政府はマイナ保険証の普及を進めるため、利用促進策を打ち出しているが、効果が出ていない状況。

警察庁が紙の保険証の代替としてマイナカードを推進する方針を打ち出し、議論が巻き起こっている。

「汚いやり方」ついに紙の保険証が「本人確認書類」として使用不可に…マイナカード「任意」はどこへ、SNSで吹き荒れる憤慨

 2024年6月18日、「悪用を防ぐため」と、携帯電話契約時の本人確認にマイナカードに搭載されているICチップの読み取りが義務づけられた。もともとは任意だったにもかかわらず、社会生活でマイナカードが必須になりつつある。

「マイナカードに健康保険証の機能を持たせた『マイナ保険証』は、今年12月2日に紙の保険証が廃止されるにもかかわらず、7月17日に厚労省が発表した6月の利用率はわずか9.9%でした。

 政府はマイナ保険証の利用者が増加した病院には最大40万円、診療所と薬局は最大20万円を支払うとしましたが、効果はあがっていません。

 しかし、政府は、今後もなりふり構わず国民にマイナカードを “強制” することで、普及を進めるはずです」(政治担当記者)

 実際、8月22日には、警察庁が、紙の保険証が廃止されるタイミングに合わせ、保険証を銀行口座開設、クレジットカード発行時の本人確認書類として使えなくする方針を打ち出した。

「これまでの保険証には本人写真やICチップがないことから、確かに防犯上の問題はありました。しかし、偽造されたマイナカードでスマホを契約される被害が出るなど、マイナカードにもセキュリティに『穴』があるのは明らかです。

 しかも、他人の情報に誤って紐づけられてしまう原因が、完全に解消されたとは聞いていません。そのため、高齢者を中心に『今までの保険証がいい』と、マイナ保険証がなくても一定期間は現行の保険証と同じように使える『資格確認書』の申請が増えると見込まれます。

 警察庁は、しばらくは『資格確認書』を本人確認書類として利用できる経過措置を設けるとしています」(同)

 紙の保険証が本人確認書類として使用できなくなることについては、X上でも議論百出だ。

《むしろ現行保険証が本人確認できてたことにびっくりだわ》

《写真もない現行の保険証で本人確認出来てたことの方がそもそも問題だろ?》

 と、切り替えを肯定的に捉える声もあるが、

《取得が任意である筈のマイナンバーカードを、事実上の強制取得させようとする汚いやり方》

《現行の保険証を廃止しなければ、手間も金もかからないのにね》

《事実上の強制。#マイナカード紛失したら、大変なことになりそう》

 と、強引な手法を疑問視する声も多い。マイナカードが普及しないのは、こうした「後出しジャンケン」が国民の不信を招いているからではないのか。