【台風情報】台風10号「本州縦断」か…28日までの雨・風シミュレーション 最大瞬間風速60m・950ヘクトパスカル“関西直撃の21号(2018年)”に似たルート 備えのポイントまとめ

AI要約

台風10号がマリアナ諸島にある現在、北に進んでおり、本州を縦断する可能性が高まっています。

気象庁によると、台風10号は北上しながら発達し、小笠原近海に到達する見込みです。

27日から28日にかけて日本列島に上陸し、被害が懸念されています。

【台風情報】台風10号「本州縦断」か…28日までの雨・風シミュレーション 最大瞬間風速60m・950ヘクトパスカル“関西直撃の21号(2018年)”に似たルート 備えのポイントまとめ

■来週直撃 本州縦断か

台風10号は23日午前9時現在、マリアナ諸島にあって時速10キロで北に進んでいます。中心気圧は985ヘクトパスカル、最大瞬間風速は45メートルです。台風10号は発達しながら北上を続け、27日(火)から28日(水)にかけて強い勢力で本州を縦断するおそれがあります。25日(日)~28日(水)の雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

気象庁によると、24日午前9時には強い台風に発達して北よりに進み、25日午前9時には小笠原近海に達する予想です。中心気圧は965ヘクトパスカル、最大瞬間風速は55メートルと予想されています。

27日には四国の南を中心とする予報円に達し、中心気圧は950ヘクトパスカル、最大瞬間風速は60メートルと推定されます。

台風10号は、27日から28日にかけて日本列島に上陸するおそれがあります。本州を縦断するような形で北上し、28日午前9時の予報円の中心は能登半島付近となっています。この時点で、中心気圧は975ヘクトパスカル、最大瞬間風速は45メートルと予想されています。

27日は、950ヘクトパスカル、最大瞬間風速は60メートルと予想されていて、仮にこの勢力で上陸した場合、2018年に関西を中心に甚大な被害をもたらした台風21号(950ヘクトパスカル、最大瞬間風速45メートルで上陸)に近い状況となります。

【2018年の台風28号】

2018年9月4日に非常に強い勢力で徳島県南部に上陸。4日午後には兵庫県神戸市に再上陸し、近畿地方を縦断。日本海を北上しました。四国や近畿では猛烈な風と猛烈な雨に見舞われ、関西空港では最大瞬間風速55.3メートルを観測。暴風や高潮の影響で関西国際空港では滑走路が浸水したほか、航空機や船舶の欠航、断水や停電などライフラインも被害を受けました。

■台風が近づく前に早めの備えが重要です。備えのポイント

最大瞬間風速50メートルは時速200キロ近い速さになります。洗濯ばさみでも、ベランダに出しているサンダルでも時速200キロで飛ぶと“凶器”になります。ベランダや屋外の飛びやすいものは、小さなものでも屋内に入れるか固定しておきましょう。