ブラック取引先が「おたくの代わりはいくらでもいる」と嘲笑→縁切り覚悟で何と言う?

AI要約

クイズに挑戦して、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!

運送会社を経営する主人公が取引先との関係を改善しようとするが、相手に冷たくあしらわれる場面が描かれる。

最後に相手に軽蔑されたくない気持ちを押し殺して礼儀正しく相手との関係を終えることが重要であることが強調される。

ブラック取引先が「おたくの代わりはいくらでもいる」と嘲笑→縁切り覚悟で何と言う?

 人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

● クイズ

 運送会社を経営しているが、長い付き合いの取引先が、安い運賃で無理な条件の仕事ばかり押しつけてくる。従業員を守るために、縁切り覚悟で値上げを含む条件の改善を提案。

 先方の担当者は、鼻で笑いながら「嫌ならいいよ。おたくの代わりはいくらでもいるから」と言い放った。「望むところだ」と思ったが、最後にひとこと言いたい。次のうちどれが適切?

(A)「長いあいだお世話になりました。御社のご多幸をお祈りしております」

(B)「最後なのでご忠告しますが、今、この条件で受ける会社はないですよ」

(C)「生意気ですが『代わりはいくらでもいる』は、こっちのセリフです」

● 正解は……

 A

 ◎ (A)「長いあいだお世話になりました。御社のご多幸をお祈りしております」

△ (B)「最後なのでご忠告しますが、今、この条件で受ける会社はないですよ」

× (C)「生意気ですが『代わりはいくらでもいる』は、こっちのセリフです」

● 解説

 大きな会社に勤める方の中には、いわゆる「下請け」や「出入り業者」を安くこき使うのが仕事だと思っている人がいます。しかし、自分が「強い立場」だと思っていたら大間違い。その手の勘違い野郎は、状況が変われば真っ先に取引先に見捨てられます。

 運送業界に限らず、ブラックな取引先とは縁を切ったほうがいいケースは多々あります。ただ、捨て台詞を吐くような真似をすると、狭い世界の中で悪い評判が流れかねません。ここはAのように、礼儀正しいけどおざなりな定型文で別れを告げましょう。

 「ガツンと言ってやる」と思ったとしても、Bぐらいが限界。しかも、相手には響かないでしょう。いちばん言ってやりたいのはCですが、そこは抑えるのが大人の自制心です。