岩見沢市長選が8年ぶり選挙戦 4期目めざす現職と元市職員が届け出

AI要約

北海道岩見沢市長選挙では、現職と新人候補の一騎打ちが行われる。現職の松野哲氏は市立病院建設を重要課題とし、3期12年の実績をアピールしている。一方、新人の若林宗洋氏は市の財政状況を問題視し、道の駅建設やスポーツ施設誘致などの施策を掲げている。

選挙戦は市政の継続か刷新かが争点であり、投票日は8月25日。現在の選挙人名簿登録者数は6万5857人である。

岩見沢市長選が8年ぶり選挙戦 4期目めざす現職と元市職員が届け出

 北海道岩見沢市長選は18日に告示され、いずれも無所属で、現職の松野哲氏(68)と新顔で元市職員の若林宗洋氏(39)の2人が立候補を届け出た。

 選挙戦は2016年以来8年ぶり。現新の一騎打ちで、市政の継続か刷新かが主な争点となる。

 松野氏は空知総合振興局の庁舎前で第一声。新しい市立病院の建設を最重要課題とし、「患者はエアコンもない部屋で扇風機で療養している。そんな環境をいつまで続けていいのか」と計画見直し論を批判した。さらに3期12年の市政運営の実績をアピール。「4期目のかじ取りを任せてほしい」と呼びかけた。

 若林氏は事務所前で出陣式を開いた。市の財政状況を問題視し、「稼ぐ力が必要だ」と主張。そのために「道の駅」を建設し、トラックステーションとする構想や、プロ野球日本ハムの2軍施設の誘致などを掲げる。「交通の要衝であるこの岩見沢で、ワクワクするまちをつくっていきたい」と話した。

 投票日は8月25日で即日開票される。17日現在の選挙人名簿登録者数は6万5857人。(佐々木洋輔)