【台風7号】進路から離れた箱根でも豪雨…外国人観光客も雨宿り「何か飛んできそうで危ない」海上の湿った空気が内陸に流れ込み大量に雨雲発生

AI要約

台風7号が関東に接近し、箱根などでも大雨が降った。

雨宿りする外国人観光客や地元の人々の慌ただしさが描かれた。

台風の進路から離れた地域でも大雨が降った理由と、大雨の影響について示唆された。

【台風7号】進路から離れた箱根でも豪雨…外国人観光客も雨宿り「何か飛んできそうで危ない」海上の湿った空気が内陸に流れ込み大量に雨雲発生

非常に強い勢力で関東に接近した台風7号だが、台風の直撃を免れた箱根などの地域でも、大雨が降った。

外国人観光客もあわてて雨宿りし、街では傘が壊れる人もいるほどの暴風だった。

なぜ、台風の進路から離れた地域でも大雨が降ったのだろうか。

16日午前11時過ぎの二子玉川駅のバスロータリーでは、屋根の上から水しぶきが上がっていた。

突然降り出した雨風に、バスを待っていた人たちも驚いていた。

バスを待つ人は、「突然急にすごいことになって今びっくりしています。来てくれるといいんですけどね、バスが」と話していた。

別の女性も、「地下から上がってきたら、すごい風と雨だったんでビックリしました」と語った。

台風の進路から離れた、神奈川・箱根町でも、強い雨が降った。

16日正午前の箱根湯本駅前でも、突然強い雨と風が打ちつけてきている。

午前10時半ごろまでは多くの観光客がいたが、誰1人いない状況になってしまった。

雨が降っているこの場所、午前10時半過ぎの時点では、傘を差す人の姿はいなかったが、約1時間後、大雨となった。

突然の雨に、傘を持っていない外国人観光客は近くの店先で雨宿りしている。 

なぜ台風の進路から離れた地域でも、強い雨が断続的に降ったのだろうか?

横殴りの雨で、道行く人の傘もあまり役にたっていないように見える。

また近くのマンホールは、突然の大雨によってフタが噴き上がっていた。

少し強い雨と風は東京都心でも見られ、JR新宿駅前で雨宿りしていた女性は、強風で傘が壊れてしまったという。

雨宿りしていた女性:

ここ通る時に(傘を)差していたら、ひっくり返って折れちゃって…。

今は東急ハンズに行こうと思ったんですけど、諦めて帰ります。もう何かが飛んできそうで、危なかったので。

東京・大田区でカメラがとらえたのは、途中で折れた電柱だった。

午前11時過ぎに、通行人から警察官に「電柱が折れています」と報告があったという。

電柱は電線でぶら下がった状態となっていて、折れた原因が風の影響なのかはわかっていない。

千葉県の沿岸部に接近している台風7号だが、なぜ台風の進路から離れた地域でも強い雨が降ったのか。

それは台風によって、海上の湿った空気が、内陸に連続して流れ込むことで、多くの雨雲が発生した。

そのため、台風から離れた地域でも大雨となった。

関東地方の17日の朝までの24時間の予想雨量は300mmとなっていて、場所によっては8月の平年1カ月分の2倍以上の大雨となるおそれがあり、厳重な警戒が必要となる。 

(「イット!」8月16日放送より)