【台風7号】 被害は各地で 八丈島で信号機の向き変わる 渋谷区・広尾の住宅街では倒木被害も
台風による被害が各地で発生。八丈島や都心部での状況が報告されている。
JR東海やJR東日本、航空会社などの交通機関も影響を受け、多数の欠航や運休が生じている。
JR東日本を中心に各種在来線も運転見合わせが相次いでおり、高速道路も一部通行止めとなっている。
これまでに台風による被害も起きています。
暴風域を抜けた八丈島では…
記者
「八丈町役場付近の交差点です。あちら信号機の向きが変わってしまっています」
八丈島では午前5時半すぎに、最大瞬間風速30.3メートルを観測したということです。
都心部でも。
記者
「東京・渋谷区の住宅街にきています。大きな木が道路をふさぐように倒れています」
近隣住民
「雷が落ちたと思うような音、バリバリバリという音がして」
警視庁によりますと、木が倒れたのは午後1時過ぎで、風が原因とみられるということです。けが人はおらず、渋谷区が撤去を進めています。
交通機関にも台風の影響が出ています。
JR東海はきょう、東海道新幹線の東京-名古屋駅間の上下線で、終日、運転を取りやめています。
またJR東日本は東北・上越・山形の各新幹線で一部の列車を運休とし、特急列車も東京と千葉を結ぶ「わかしお」や、伊豆行きの「踊り子」などが終日、運休しています。
空の便です。日本航空と全日空はきょうの羽田と成田の発着便について、国内線・国際線あわせて654便の欠航を発表。影響人数は12万人近くにのぼるということです。また、日本航空と全日空はあすも国内線・国際線あわせて76便が欠航すると発表、今後の運行情報については、ホームページなどで最新の情報を確認してほしいと呼びかけています。
続いて在来線です。
JR東日本は、総武本線の千葉駅から銚子駅間の上下線で運転を見合わせているほか、千葉県内を走る成田線や内房線などの全線で運転を見合わせています。このうち一部の列車では、明日も始発から昼頃まで運転の見合わせが続くということです。また、高速道路は、東京湾アクアラインが、川崎浮島ジャンクションと木更津金田インターチェンジの上下線で通行止めとなっています。