上冨敏伸・大阪高検検事長が死去 62歳、裁判員制度設計に尽力

AI要約

大阪高検の上冨敏伸検事長が病気のため死去した。

生涯にわたるキャリアや業績、大阪高検での捜査活動などを振り返る。

組織や社会に残した影響や未完の業務について考える。

 大阪高検の上冨敏伸(うえとみ・としのぶ)検事長が13日、病気のため死去した。

 62歳だった。大阪高検が14日、発表した。

 栃木県出身。中央大法学部を卒業後、88年に検事任官。司法制度改革推進本部で裁判員制度の設計に携わった。その後、さいたま地検検事正、法務総合研究所長、仙台高検検事長などを歴任し、今年2月から現職。大阪高検では、元大阪地検検事正による部下への性的暴行事件の捜査を指揮した。