小林製薬、新たに11件の報告漏れ 紅麴サプリの健康被害問題

AI要約

小林製薬が紅麴サプリの健康被害問題で厚労省への報告漏れが11件見つかった。

報告漏れは遺族からの死亡例相談に起因し、社内取り扱いの徹底不足が原因だった。

現在、11件の死亡例の内、5件はサプリ摂取がなく、2件は調査中、残り4件は摂取の事実があり詳細調査予定。

 小林製薬は13日、同社の紅麴(こうじ)サプリの健康被害問題で、厚生労働省への報告漏れが新たに11件見つかったと発表した。午後5時半から山根聡社長らがオンラインで記者会見を開いて説明するという。

 同社によると、報告漏れがあったのは、遺族から寄せられた死亡例の相談。「自社製品との関連性が否定できない場合は広く厚労省への報告を行う」としてきた社内での取り扱いが徹底できておらず、漏れが生じていたという。

 現在、11件の死亡例のうち5件は同社サプリの摂取がなかったことを確認し、2件は摂取の有無を精査中。残り4件は摂取の事実があり、医師などへの詳細調査に回る予定だという。