「僕もさらけ出していいのかなと思えた」 東出昌大がひろゆきとアフリカを旅してたどり着いた境地

AI要約

ABEMAの人気バラエティ番組である「世界の果てに、ひろゆき置いてきた」は、アフリカを旅したひろゆき氏と東出昌大氏の姿を通して世界を見直すきっかけとなる内容である。

東出昌大氏は、ひろゆき氏を初めて知る中で、彼の意外な一面や性格の良さを発見したと語り、3人での旅のチームワークのあり方などについて述べている。

旅を通じて、お互いの個性を尊重しつつ協力し合うことや、自己肯定感を持ち続けることの重要性について示唆している。

「僕もさらけ出していいのかなと思えた」 東出昌大がひろゆきとアフリカを旅してたどり着いた境地

世界を旅するABEMAの人気バラエティ「世界の果てに、ひろゆき置いてきた」は、2023年に配信されたひろゆき氏と東出昌大氏がアフリカ4カ国を旅する番組。バックパックを背負い、英語を駆使して路線バスで旅をする2人の姿を通して、「幸せ」と「お金」、「生命」と「食事」、「教育」と「貧困」など、さまざまな視点で世界を見直すきっかけになったという人は多いだろう。

現在、『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』という続編(南米バックパック旅)も配信中だが、ここではアフリカの旅の後にロングインタビューしてまとめた書籍『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』より、東出昌大氏のインタビューを一部抜粋して、新しい幸福論を紹介する。

■ひろゆきさんはちゃんと性格が悪い(笑)

 ――ひろゆきさんとは初対面ということでしたが、旅を終えて、印象は変わりましたか? 

 親しみを込めて言えば、ひろゆきさんってちゃんと性格悪いんですよ(笑)。旅の間は毎晩飲んでいたので、僕も「なんで人の嫌がることとか言っちゃうんですか?」って聞いてみたんですが、それは「世界一性格の悪い前田」のせいだったという。

 でも本当はちゃんと優しくて、ちゃんと人間くさい人。ただ天邪鬼だから、人に見せるのは「ワルゆき」の部分なんだとわかりました。あと、げっぷとかおならは絶対にしない、品のいい方です(笑)。

 ――意外な答えでした(笑)。豊川Dの印象はどうでしたか? 

 先日、豊川さんが僕の出演した舞台を観に来てくださったんです。で、終わった後「ちゃんとセリフ言っていて、本当に役者さんなんだなと思いました」と、かしこまった顔で酷い感想を言う(笑)。

 そのズレてる感じが豊川さんの魅力なんですけど、そういうことも言い合えるくらいの絆は育めたのかなと思います。もしまた旅をするならこの3人でしかありえないですね。

 ――タイプが全然違う3人ですよね。

 全然違いますね。だから、この3人にチームワークという言葉はない(笑)。ただ、「船頭多くして船山に上る」じゃないけど、誰かと旅する際にお互いの主張がぶつかり合って関係が悪くなるのが嫌だったんで、その意味では船頭はひろゆきさんで、僕は重い荷物を持つとか、パワー系で支えようという感じで考えていました。

 人間関係って、ともすると「依存」っていう言葉に変わってしまうこともあるし、「盲信」も「心酔」も怖いですよね。だから、僕はいつも、あくまで自分は自分である、「個」である、っていう自覚を持っていたいなって思っています。それでいて、お互いの好きなことを尊重しあって、協力できることはすればいいのかなって。