爆発事故以来11年ぶり花火大会 京都・福知山、対策徹底

AI要約

福知山市で11年ぶりに大規模な花火大会が開催され、安全対策が徹底された。

観覧席は全席指定のチケット制で市民に販売され、自宅周辺で鑑賞するよう呼びかけられた。

以前の爆発事故を受けて、安全碑や献花台が設置された。

 京都府福知山市で11日、見物客3人が死亡、55人が重軽傷を負った2013年の露店爆発事故以来11年ぶりに大規模な花火大会が開催された。露店は火気を使わない物販ブースのみとし、出店エリアも会場近くの公園内にとどめるなど安全対策を徹底した。

 観覧席は全席指定のチケット制で市民や帰省中の人に販売し、そのほかの市民にはなるべく自宅周辺で鑑賞するように呼びかけた。実行委員会は事故を伝える碑を会場近くに置き、献花台も設ける。

 爆発事故は13年8月15日夜、花火会場の河川敷で打ち上げ前に発生。小学5年の男児ら3人が亡くなり、大規模な花火大会はそれ以降中止となっていた。