7歳暴行死、母親の内縁夫を起訴 しつけの意図で暴行か

AI要約

愛知県犬山市のアパートで女児(7)が暴行を受けて死亡した事件で、母親の内縁の夫である倉田凱容疑者(32)が容疑を認め、しつけの意図で暴行したと述べている。

死亡した女児は小学1年の島崎奈桜さんであり、倉田容疑者は彼女の腹部を殴り、敗血症性ショックで死亡させたとされる。

女児の母親と倉田容疑者の間には過去に虐待があった痕跡があり、母親も病気を抱えていた女児を放置して死亡させた疑いで起訴された。

7歳暴行死、母親の内縁夫を起訴 しつけの意図で暴行か

 愛知県犬山市のアパートで女児(7)が暴行を受けて死亡した事件で、母親の内縁の夫で会社員倉田凱(がい)容疑者(32)=傷害致死容疑で逮捕=が容疑を認め、しつけの意図で暴行したという趣旨の供述していることが捜査関係者への取材でわかった。名古屋地検は7日、倉田容疑者を同罪で起訴した。

 死亡したのは小学1年の島崎奈桜(なお)さん。起訴状によると、倉田容疑者は5月25日、奈桜さんの腹部を拳で複数回殴り、26日に岐阜市内の病院で敗血症性ショックで死亡させたとされる。

 捜査関係者によると、倉田容疑者は奈桜さんの死後、「(奈桜さんが)うそをついたので腹部をたたいた」などと警察に説明。逮捕後も、しつけの意図で暴行したという趣旨の供述をしているという。奈桜さんの母親の飲食店従業員、島崎みなみ容疑者(33)=保護責任者遺棄致死容疑で逮捕=との間に、過去にも奈桜さんに対して暴力を振るったことがうかがわれるSNSのやりとりが残っており、日常的に虐待があったとみられる。

 地検は島崎容疑者も、腹痛などを訴えていた奈桜さんを岐阜県本巣市内の実家で放置して、病院で死亡させたとして、同罪で起訴した。(奈良美里、国方萌乃)