日経平均終値、史上最大の下げ幅 官房長官「冷静な判断が重要」

AI要約

林芳正官房長官は5日に東京株式市場の終値が過去最大の下落幅となったことに対し、政府は冷静な判断を重視し、市場の動向を注視していく姿勢を示している。

林氏は、円相場の円高・ドル安にも注意を払いつつ、為替市場の安定的な推移を重要視しており、政府としては為替市場の動向をしっかりと把握していく考え。

金融庁では市場動向を見守るための会議を機動的に開くなど、連携・報告体制を整備していく方針も示されている。

日経平均終値、史上最大の下げ幅 官房長官「冷静な判断が重要」

 林芳正官房長官は5日、同日の東京株式市場の終値が前週末比4451円28銭安と史上最大の下げ幅となったことについて「政府としては冷静に判断をしていくことが重要と考えている。引き続き市場の動向を緊張感を持って注視し、経済財政運営に万全を期したい」と述べた。金融庁で市場動向を把握・分析するための会議を機動的に開くなどして、連携・報告態勢を整備していくことも明らかにした。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 林氏は、東京外国為替市場の円相場で円高・ドル安が進んだことについては「「為替相場はファンダメンタルズ(経済・金融の基礎的条件)を反映して安定的に推移することが重要で、政府としては為替市場の動向をしっかりと注視していきたい」と述べた。【鈴木悟】