大飯3号機で出力一時低下 関電原発、福井

AI要約

関西電力の大飯原発3号機で2次系配管の弁の故障が発生し、電気出力が約12時間にわたって低下した。

弁の部品を取り換えることで出力は回復したが、放射線の影響はないという。

故障は水位に応じて配管の弁を開閉する部品の故障が原因であるとみられる。

 関西電力は1日、稼働中の大飯原発3号機(福井県おおい町)で7月28日、通常は開いている2次系配管の一部の弁が閉じて配管内の熱効率が低下したことにより、電気出力が約12時間、約1.4%低下したと発表した。弁の部品を予備品に取り換え、出力は回復した。外部への放射線の影響はないという。

 関電によると、28日午前8時40分ごろ、タービン発電機装置の信号機能の故障を示す警報が発生し、一部の弁が閉じていることが判明した。水位に応じて配管の弁を開閉させる部品が故障したとみられる。