河野デジタル相、原発など視察 再稼働必要との認識示す

AI要約

河野デジタル相は電力需要の増加を受け、原子力発電所の再稼働を含めた電力供給の必要性を示唆しました。

河野大臣は東海第二原発や核融合エネルギーの研究現場を訪れ、再稼働の重要性を改めて強調しました。

自民党総裁選を前に、脱原発の見解を薄める動きが見られる中、エネルギー政策に関する新たな見解を示しています。

河野デジタル相は昨今の電力需要の高まりを受け、原子力発電所の再稼働を含めた電力供給が必要との認識を示しました。

河野大臣は31日、茨城県の東海第二原発や、核融合エネルギーの研究現場を視察しました。

視察後、河野大臣はエネルギー政策について「生成AIやデータセンターなどによる電力需要の増加を考えると、原発を再稼働していっても、さらに需要が上回る可能性もある」と述べました。

電力の需給ギャップを埋めるためには原発の再稼働が必要だとの考えを改めて強調した形です。また、記者団からエネルギー政策への考え方で今までと変わった部分はあるかと聞かれたのに対し、河野大臣は、「電力需要が今までのように減少一辺倒ではない。(電力需要の)予測の幅を見据えて電力が供給できる能力がないといけない」と述べました。

自民党総裁選を前に持論の「脱原発」色を薄め、党内の支持拡大につなげたい狙いがあるものとみられます。