人口減で対策本部設置へ 国スポ簡素化へ見直し案 全国知事会議・福井

AI要約

全国知事会議が福井市で開幕し、人口減少や国民スポーツ大会の見直しを議論することが決定された。

人口戦略対策本部の設置や、国の少子化対策を統括する司令塔組織の設置を提言し、国民スポーツ大会の簡素化・効率化も検討される。

さらに、子ども医療費の助成や学校給食無償化の実現に向けて国の支援が必要とされている。

人口減で対策本部設置へ 国スポ簡素化へ見直し案 全国知事会議・福井

 全国知事会議が1日、福井市で2日間の日程で開幕した。

 村井嘉浩会長(宮城県知事)は冒頭、「少子化、人口減少をはじめ、喫緊の課題に改めて取り組むとともに、国民スポーツ大会の見直しを含む行政のスリム化なども議論したい」とあいさつした。人口減問題への対応では、討議の上、知事会に「人口戦略対策本部」を設置することで合意した。

 また、「人口減少は国全体の問題」として、少子化対策といった関連政策を統括する「司令塔組織」を国が設置するよう提言。子ども医療費の助成や学校給食無償化などについて、全国一律での実現に向け国が必要な措置を講じることも求めた。

 原則として都道府県ごとに開催している国民スポーツ大会(国スポ=旧国民体育大会)の見直しについては、複数の都道府県による開催など「大会の簡素化・効率化を図る」ことで開催地の負担を軽減する知事会案を決定する。